大田区から発信するゆるゆる日記

主にITエンジニアに関する備忘録日記。たまに趣味も。何か不備があればコメント頂けると幸いです。Twitterアカウント https://twitter.com/ryuzan03

【Angular × Laravel 連携・環境構築①】Angularのビューを表示させるまで【全4回】

※下記の内容に不備がありましたら、コメント頂けると幸いです。また、下記の内容をご使用頂ける場合は自己責任でお願いします。

【目次】

 

背景

バックエンドにLaravel、フロントエンドにAngularを使った開発の知識をさらに深めるために、実際に独自でLaravel×Angularのアプリを開発することにしました。

 

案の定、環境構築の部分で時間が取られたので、ブログにまとめておきたいと思います。

 

内容が少し多いので、4回に分けて投稿していきます。

 

概要

以下の手順で環境構築を行います。

第1回 LaradockでDocker内にLaravelの環境構築を行う
・第2回 LaravelのコンテナとMySQLのコンテナを接続する
・第3回 フロントエンドにAngularを導入する
・第4回 LaravelのBlade.phpを使わずにAngularビューを表示させる

 

環境は以下の内容で構築します。

・Docker
・Laravel 6.5.1
・Angular 8.0.0
MySQL 5.7 ※最新版8.0は使ったことがないので、慣れている5.7を使いました

 

Laravel×Angularの環境構築 

Laradockのインストール

開発環境を構築するためのディレクトリ(Sample)を準備して、カレントディレクトリにします。

~$ mkdir Sample
~$ cd Sample


Sampleディレクトリ内にLaradockをクローンします。

Sample $ git clone https://github.com/LaraDock/laradock.git


クローンができたら、Laradockディレクトリに移動します。 

Sample $ cd laradock

 

.envファイルのコピーと編集

laradock内の「env-example」ファイルをコピーして、環境構築の設定ファイル「.env」を作成します。

laradock $ cp env-example .env

 

作成した.envファイルを編集します。

.env

MYSQL_VERSION=5.7 //編集
~~~~~
DB_HOST=mysql //追加
REDIS_HOST=redis //追加
QUEUE_HOST=beanstalkd //追加

 

コンテナの起動

Laradock内でコンテナ(Nginx、Redis、Beanstalkd)を起動させます。

laradock $ docker-compose up -d nginx mysql redis beanstalkd

laradock $ docker-compose ps //コンテナの起動状況を確認。StateがUPなら立ち上げ成功。

 

Laravelプロジェクトの作成

コンテナ内でLaravelプロジェクトを作成します。
まずは、コンテナにアクセスします。

laradock $ docker exec -it laradock_workspace_1 bash

 

パッケージリストの更新と必要なツールを導入します。

:/var/www# apt-get update
:/var/www# apt-get install vim
:/var/www# apt-get install sudo //必要ないと思うけど、、、


Laravelプロジェクト(project)を作成します。

:/var/www# composer create-project laravel/laravel project
:/var/www# ls //ディレクトリが作成されているか確認

 

パーミッション設定

Laravelプロジェクトの「storage」「bootstrap/cache」ディレクトリについて、Webサーバから書き込みできるように変更します。

 

projectディレクトリに移動して、パーミッションを変更します。

:/var/www# cd project
:/var/www/project# chmod 766 storage
:/var/www/project# chmod 766 bootstrap/cache

 

Nginxのドキュメントroot変更

laradockディレクトリに移動して、vimでdefault.confを編集します。

:/var/www/project# cd ../
:/var/www# cd laradock
:/var/www/laradock# vim nginx/sites/default.conf

 derault.conf(vimモード)

root /var/www/public; //編集前
->
root /var/www/project/public; //編集後

 

最後にコンテナを再起動させると、Laradockトップ画面が表示されます。

laradock $ docker-compose restart 

http://localhost/

 

今後に向けて

次回は、LaravelのコンテナとMySQLのコンテナを接続させます。

 

参考

素晴らしい記事に感謝いたします。

Laradock

Laradockを使ったLaravel開発環境構築 - Qiita